
ぼっちーズ
イラスト/宇木敦哉
定価/1,470円(税込み)
判型/四六判ハードカバー
発売日/2010年11月25日
空を自由に飛びたいわけじゃない。
愛と勇気を友達にしたいわけじゃない。
明るく光る星一つ見つけたいわけじゃない。
僕が望むのは、普通の人のまわりに、当たり前にあるべきもの。
酸素とチョコレートの次ぐらいに、誰もが気軽に手にしているもの。
漢字二文字で、世界の在り方を大きく変えてしまうもの。
孤独と集団の壁を生み、ときに壊すもの。
友達。
生まれて初めてその単語を口にする。
僕は独りぼっちだ。
友達。
それは僕にとっての途方もない奇跡の象徴。
僕と他人が揃っても、『友達』にはならない。『ぼっち達』になる。
僕の場合、1と1が合わさっても、2にはならない。
なぜか1と1が、延々と続いていく。なぜだ。
僕は祈る。どうか届け。できれば神様に。
途方もない可能性を内包するご都合主義的な奇跡よ、降臨せよ。
友達。
僕はそれが、欲しい。
すべてはあの忌まわしき楽園、秘密基地から抜け出す為に。
壁井ユカコの書き下ろし単行本!!
イチゴミルク ビターデイズ
イラスト/鈴木次郎
判型:四六判/ハードカバー/224ページ
そんな夢みたいなこと、あるわけない。
ごく平凡な8畳ワンルームがわたしのお城。携帯ゲーム機の中で飼っている柴犬が同居人。しがないOL3年目。先輩のお小言と香水の悪臭を毎日食らい、人員整理によりリストラ寸前。腐れ縁の元カレがときどき生活費を無心にやってくる。これが憧れと希望を胸に地方から上京してきたわたしの東京生活の、なれの果て。
そんなある日、高校時代の親友であり魔性の美少女であり、“強盗殺人犯”──鞠子が、3千万の札束と紫色のちっちゃい下着をトランクに詰めてわたしのマンションに転がり込んできた。17歳の“わたし”と24歳の“わたし”の日々が交錯する、青春のビフォー&アフターストーリー。
有川 浩の原点、ついに単行本で登場。
塩の街
判型:四六判/ハードカバー/426ページ
塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭、少女の名は真奈。静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた……。
第10回電撃大賞<大賞>受賞作にて有川浩のデビュー作でもある『塩の街』が、本編大幅改稿、番外編短編四篇を加えた大ボリュームでハードカバー単行本として刊行される。
通称“自衛隊三部作”の“陸”にもあたる本作をどうぞお楽しみに。
壁井ユカコ書き下ろし単行本登場!
NO CALL NO LIFE
イラスト/鈴木次郎
判型:四六判/ハードカバー/298ページ
「時間を超えて電話が繋がるなんてこと、あると思う?」
携帯電話に残された、見知らぬ男の子からの留守メッセージ。
奇妙な間違い電話に引き寄せられて、東京湾に臨む埠頭で出会った有海と春川。
17歳と19歳、オトナとコドモのあいだで押し潰されて行き場を失った2人。
それはあまりにも刹那的で欠陥だらけのつたない恋──。
怖いものなんてなかった。
無敵になった気分だった。
明日地球に隕石が衝突して世界中の人類が滅んで2人きりになったって、
困ることは何もないような気がした。
甲田学人が描く幻想奇譚、そして、もう一つの『Missing』──。
夜魔
判型:四六判/ハードカバー/本文306ページ
───その男は「陰(カゲ)」を引き連れて現れた。
「君の願望(のぞみ)は───何だね?」
人の噂に聞いたことがある。この都市(まち)に棲むという魔人の事を。
曰く、暗闇(やみ)より現れ、人の望みを叶えるという生きた都市伝説。夜より生まれ、永劫の刻(とき)を生きるという昏闇(くらやみ)の使者──。
これは、『Missing』シリーズの夜色(ヨルイロ)の外套(マント)を身に纏った魔人と、まだ中学生だった頃の魔女・十叶詠子が紡ぐ物語。そして二人の出会いとは──。
鬼才・甲田学人が紡ぐ、ホラー短編連作集!
深沢美潮が描く、ハイファンタジー・ワールド第二弾!
青の聖騎士伝説II
LAMENTATION OF THE EVIL SORCERER
イラスト/米田仁士
判型:四六判/ハードカバー/264ページ
全ての歯車が、彼らを邂逅させるべく動き出す───
『新フォーチュン・クエスト』シリーズのクレイ・S・アンダーソンの曾祖父であり、勇者デュアン・サークとも共に戦ったという、伝説の「青の聖騎士」クレイ・ジュダ・アンダーソンの冒険譚、第二弾。
魔道士グラシェラを探し、セルマーへ向かったクレイ・ジュダとランド。グラシェラの使いだという女を追った先にあったのは、崩れかけた修道院だった。女の誘うような手招きに、シドの剣を携え修道院の奥へと足を踏み入れるクレイ・ジュダ。その先に待つものとは、魔道士グラシェラと、そして……?
「電撃hp Volume31」掲載<シドの章>、「同Volume34、35」掲載<グラシェラの章>に大幅加筆、また、デュアン・サークの師でもある魔法使いサヴァランの若き日の恋を描く、単行本書きおろし<サヴァランの章>も収録。描きおろしも含め、米田仁士の美麗イラストを多数収録した豪華な一冊。
うえお久光が描くデュアルワールドストーリー!
シフト
―世界はクリアを待っている―
判型:A5判/ハードカバー/322ページ
『こちら』も『向こう』も、真実の自分――。
転校生・赤松祐樹には秘密がある。
眠ると異世界へ≪シフト≫する不思議な現象――。
「……なぁ赤松、おまえも聞いたことあるだろ? 寝て、シフトするとき、『世界はクリアを待っている』とかなんとかいう言葉」
「……まぁ」
「知ってるか? なんか、うわさによると、いつか向こうの世界に、魔王が現れるんだそうだ。そして勇者が現れ、勇者がその魔王を倒したとき、世界はクリアされるとか」
「……一応、聞いたことは、あるよ。……根拠のない、都市伝説みたいな話だけど」
第8回電撃小説大賞<銀賞>受賞作家
電撃文庫「悪魔のミカタ」シリーズ著者
うえお久光が贈るモダン・ファンタジー登場!




















